ご挨拶
支援センターわかぎ 施設長 古橋 誠
障がい者福祉は、この10年激動の時代でありました。福祉サービスの拡充が図られ、様々な仕組みを選択できるようになってきました。また、自己決定や権利擁護をはじめとする利用者中心の支援の在り方が勧められ、虐待防止や差別禁止等の法整備も進められています。一方、運営する事業所は、措置制度~支援費制度~自立支援法~総合支援法と制度が変わるたびに柔軟な変更を求められました。
支援センターわかぎは昭和53年に知的障害者入所更生施設としてスタートしました。当時はまだほとんどなかったユニット制を導入し、小さい単位での暮らしや職住分離を大事に支援してきました。30年の月日が流れ、利用者も建物も年をとり住みづらさが顕著になり、平成21年頃より改築を計画しました。3年間の計画期間を経て、平成24年度の国庫補助を受け、新建物の改築が実現しました。1年余の工事期間を経て、26年6月に竣工を迎え、現在は新しい建物になり、高齢化・重度化に対応できる設備を与えていただきました。
『わたしたちの3つの願い』を実現するために、利用者や地域の皆様と真摯に向き合い、笑顔あふれる日々となるよう努力していきます。どうぞ、よろしくお願いします。
わかぎには4つのユニットで構成されています
ユニット名は植物の名前があり、・まろにえ・ぽぷら・えりか・あかしあ です。≪正面玄関の明り取りのステンドガラスはそれぞれのユニットの図柄です。右から順番に並んでいますので、一度見上げてみてください≫それぞれのユニットで利用者の皆さんは共同生活をしています。
主に夜間(15時~翌朝10時)をこのユニットで過ごしています。土日祝など日中活動のない日は休日日課になり、自分の時間を自室で過ごされたり、皆さんでレクリエーションを楽しんだりしています。
【ユニット=自分の家】です。利用者の皆さんにとって、くつろげる、安心した生活が送れるような支援を心がけています。
平日の10時~15時までは日中活動を行っています。それぞれの個性を考慮し、【好きなもの】や【楽しめるもの】など一人一人にあわせた活動を盛り込んだ班で活動しています。
活動班:
・工房/木工製品の製作活動 ・R班/リサイクル活動
・A班/さをり織 ・E班/菜園活動
・C班/リラクゼーション ・G班/折染め
・ハウス/クリーニング作業
活動の目的の一つに【地域の方との交流】ということもあり、施設内でのワークショップ等の開催を始め、製品づくりに関しては地域のギャラリーへの展示販売、小学校等への教室の開催、愛護ギャラリーへの出品など積極的に行っています。リサイクル活動を通して地域企業より空き缶回収をご協力していただいています。イベント等も定例的に行っています。
宿泊を伴う利用を希望される時、お預かりをして、身の回りのお世話をしています。主に、夜間の支援を目的としています。食事支援、入浴支援、排せつ支援等利用者一人一人に合わせた生活支援をしています。
◆申込・・・前月の15日より開始、結果は25日過ぎにFAXか電話連絡にて
※利用日程等はご家族の状況等に寄って担当職員とご相談させていただいております。
【担当職員】 渥美雅世/支援課長
主に日中の間、お預かりをして、身の回りのお世話をしています。時間帯によっては生活介護の活動に参加をして他の利用者の皆さんと一緒にプログラムを体験していただいたり、レクリエーションを提供し、より充実した一日を過ごしていただけるように支援をしています。
◆申込・・・前月15日より開始、結果は前月25日過ぎにFAXか電話にて連絡
◆基本支援時間・・・AM9:00~PM5:00
※ご家族の状況等に寄って担当職員とご相談させていただいております。ご利用にあたり、ご不明な点や詳細についてはご連絡を頂ければ、個別にて対応させていただきいます。
【担当職員】 渥美雅世/支援課長